2010年11月17日

積み重ねていく強さ

皆様こんにちは。今日は皆様も愛してやまぬ…事と思いますが、
串カツの話です!大阪などでは新世界の方が有名ですよね。
二度づけ禁止!みたいな店がありますね。


タレを小皿に移せば、二度漬けできるだろ!!っと僕は思うのですが、
二度づけ禁止って店は、お客様の事を考えてないというか、有名店の
傲慢さが出てる気がしないでもないですが…。愛と誠があれば、
お客に二度漬けはさせてくれても良いのでは?食べると言う字は、
人が良くなるっと書く!!店側の押し付けで人が良くなるのか?


先日、僕が大阪にいた頃、通いつめていた串カツ屋に久々に行きました。
この店が、2年ぶりだというのに僕の事を覚えていてくれてて、
いつも頼んでいたメニューも覚えていてくれてるのです!!
その名も「うどん串」、小皿にうどん出汁をいれ、そこに串に
うどんを巻きつけて揚げた、うどん串を入れるのです。
もう最高!


そんな大好物メニューを久々に食べた僕は、「あ~いつ食べても
同じ美味しさで、本当に満足するわぁ」っとご満悦でした。
そんな僕に大将は「前に寺本さんが食べてたのより、
味に少し工夫してるんですよ」っと言うのです。


我ながら僕は恥ずかしかったです。心をこめて客に
出した大将の、料理への気配りに気付けなかった!
客として不覚!!隠し味をつけるのは楽しいが、
それを見抜くのはもっと楽しいのに!!


さて話は変わりますが、ビジネスにおいて取り上げられる記事って、
結構派手で趣向を凝らした、目からうろこ!みたいな先鋭的事例が
多いと思うのですが、でも老舗店や老舗企業の土台と言うか、
根っこの強さを支えるのは、このうどん串の様なちょっとした
「継続的な改善」だと思いませんか?


やっぱり人間って慣れたり、飽きたりするので、昔と同じ品質を提供し続け
てると、慣れて飽きたりします。昔から日本人が食べてきた米だって、
ちょくちょく品種改良され続けてますもん。


最初は衝撃的な100点満点な串カツの美味しさも、だんだん慣れて来ます。
2回目、3回目、と点数が下がっていき、70~80点ぐらいで止まります。
でも時代とともに、僕らのニーズや好みは変化しますよね。


普遍的に通じる「絶対的」な串カツのおいしさ、というものは無いと
僕は思います。もしあったとしても、そこに届くには人間の手はまだまだ
短いのかもしれませんね。


つまり!時代によって変え続ける事で「いつも変わらん美味しさやん!」と
言ってもらえるんですよ!味に気付かなかった自分を正当化するようですが…。
でも確かな証言があります。ある名店の店主が行った台詞


毎年少しずつ味に工夫を凝らしてこそ、お客様に「いつも美味しいね」と
言ってもらるんですわ!っという素晴らしいコメント!!
昔ながらの…って言いますが、もしそれが本当なら、シャッターばかりの
商店街が増える事はなかったかなっと思います。毎日少しで良いから、
変わりつづけていける男でありたいなと思いました。


僕は変わりたい、変わり続けたい。

  

Posted by 感動会社楽通 at 09:06Comments(2)楽通営業日記